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良書、座右の書!

その
氣・道・友

昭和薬科大学の森川(人生の)先輩より資料提供

 このごろの世相で少年や青年男女が、いやしくも早くませてしまって、人間臭く、俗悪になっているのは、決して文明開化ではなく、人間の動物的退化現象にほかならない。兼好流に言えば、正に少青年子弟は世にうとくてありなむである。

 そうは言っても、やはりそれでは世渡りができぬという俗見がぬけ難い。しかし、それで却って人間の確かな道が分かるのである。我々が毎日実践している最も明白なものは何かといえば、道を歩くと言うことである。我々は道によらなければ、むやみに出かけても何もならないばかりか大いに危ない。道を知るということが大事である。道によらなければどうにもなるものでない。

 ところが、道などというと、何か現実生活から離れた、うるさい、実生活には関係のないもののように思う誤解がいつも多い。そうではない。道というものは一番実践的なものだ。道によらなければ我々はどこにもゆけない。人生またしかり。そこで、道を学ぶということが人生の根本である。

以上  「活眼活学」 安岡正篤 PHP研究所  より



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